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『クライマーズ・ハイ』を観てきました

今日は市内に唯一ある映画館(1つしかないなんて)がレディースデイだったので、気になっていた映画「クライマーズ・ハイ」を観にいってきた。

『半落ち』の横山秀夫原作のこのお話しは昨年(だったかな?)NHKでドラマ化されていたので、あらすじは知っていたのだが、とにかく2時間半あっという間だった

日航機墜落事故当時は私は大学生で、当日は合宿先の新潟に行っていたこととか、帰ってきてから毎日のように新聞記事で報道された生存者の事・家族宛に書き残されたメモ・現場の写真など記憶を指でなぞるように見入った部分ももちろんあるのだけれど、事故のことがどう映像化されてるかとかそういう事ではなくて、地方新聞社という会社組織を舞台にした群像劇にとにかく引き込まれてしまった。

堤真一・堺雅人はもちろん期待通り。本当にこの二人は今絶好調なんだよなあ

でもその周りを固める役者さん・例えばでんでんとか田口トモロヲとかマギーとか、ホントに地方新聞社の職場の人達みたいなのだ。

地方新聞社の中、しかも大きな事故発生直後というみんな目が血走った状態が映像の舞台なので、ともすればただただもめたり喧嘩騒ぎになったりで、激しさだけを前面に押し出す事も可能だったのだと思うが、必ず組織の中にいる中和してくれるヒト、うまく力を抜かせてくれる同僚、少し離れていつも援護射撃してくれるヒトを、この脇役陣がすごくうまく演じている。

会社ってこうなんだよな。組織の中での確執・葛藤・挫折や、自分ひとりがどんなに熱く燃えてても玉砕することって絶対あるんだよな、という働きマンならそういうところに反応してしまう映画なのだ。インターネット上の観た人の感想で「この映画は企業戦士にしか感動する事はできない。ニートには見てもわからない」なんて書いてる人がいた。

でもそんなことはない!社会で生きていくっていう事はどんなに一人で生きていくつもりでいても、一歩外に出れば毎日壁があって毎日ちょっとずつ乗り越えてくもんなんだよって遠まわしに教えてくれる熱い映画なのだ。まだそんな事知らない若い世代にももちろん観てほしいなった思った。

観てきたばかりだからちょっとほめすぎかなじゃあ1つ残念と思った点を。新聞社の社長が山崎努なのだが、社長のセクハラシーンがどうしても伊丹十三映画と重なってしまって。これ、そう感じた人かなり多いと思う。時々マルサの女だった

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

私も当時合宿先で一報を聞きました。でも、高校の男子ハンドの合宿!なぜ?成り行きで友達と食事係りとして参加していたのです

投稿: くり | 2008年7月11日 (金) 14時26分

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