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『グーグーだって猫である』を見てきましたが

昨日はレディースデイだったので、最近のキョンキョンのテレビ出演を見て気になっていた『グーグーだって猫である』を観にいってきた

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きゃわいい~けど、登場後数分で大きくなっちゃう。

平日10:25~の回というのに殆ど満席。やはりほぼ全員女性で、一人で見に来ている人が多い。

予備知識として、大島弓子・吉祥寺・小泉今日子・犬堂一心監督・・という単語はおさえていたけれども、見た人のユーザーレビューを読むと賛否両論。

あんまり期待しすぎないように見始めた。

しょっぱなから画面に中央線や吉祥寺の街が映し出され、「懐かしい」と思ったが、何せここは地方の映画館。「吉祥寺」という時点でロンドンやらボストンやらと変わらない位遠い場所?という雰囲気が漂う。上野樹里の彼氏がやっているバンド名が「中央特快」というのだが、ライブを聞いてたサラリーマンが「何だよー。中央特快吉祥寺止まらんだろ~」というところなど「シーーーン」としていたし

登場人物はみんな自然体な感じで生きている、いわば似たもの同士達ばかり。大島弓子の原作(読んでないのだけれど)を忠実に描いているのだろうか。吉祥寺の街にも、猫と共に画面におさまるにもぴったりの人たちばかりだ。

だからかもしれないが、何となく全体的に平坦な感じでストーリーが展開され、それも短い場面が断続的につなげられている為、登場人物に感情移入するきっかけがないままあららら・・という感じで話しが進んでいく。

キョンキョンの演じる主人公は、同世代から見てとても素敵な女性で、何が素敵ってまず言葉少ななのに(いつもゆったり微笑んでいる)心の中は一徹なものを持っているところ。絵を描く事が少女の頃から好きで好きで、それに夢中に取り組んできたから、それ以外のややこしいこと(恋愛とか)には不器用なままの大人。誰かにあたったり人のせいにせずに猛烈なエネルギーで仕事を完成させていく姿は、さりげないけれどとってもかっこよく見える。

一方、主人公とほぼ20才近く下の上野樹里ちゃんも本当にひたむきで可愛くて、グーグーと同じ位、あこがれの漫画家先生を見つめている。若さって愛らしいなあと感じたのは、上野樹里の演技だったからこそだ。

それくらい魅力的な登場人物なのに・・・今ひとつ「癒された~」とか「ほっこりしたー」とか、「じんわり泣けた」みたいな感想が持てなかった・・・

演出だからなのか、全体的にセリフがちょっと棒読みっぽい感じだったのと、時々出てくる「グワシ!」みたいなオチが流れを止めていたというか。あと随所に出てくる協賛企業の広告も鼻についてしまった。

ただ、猫のサバやグーグーが、登場シーンこそ意外に少ないが、キョンキョン(=ご主人様)の色々な日常をじーっと見ている瞳を見るとちょっと泣けてくる

動物って言葉をしゃべらばないけれど、特に人に飼われるような動物は、人のことをよく観察していますよね。それはある意味見守ってくれてるのとおんなじだなあと感じるから泣けてくるわけで。

ネタばれになるけれど、死んじゃったサバが、女の子(人間の)の姿でキョンキョンに会いに来て、二人で話すシーン。いかにも大島弓子漫画の世界なのだが、「私は貴方が○○したあと泣いてたのを心配して見てたのよ」とか「○○さんの事好きだったでしょ」なんて飼い猫に言われたら、もう抱きしめちゃいますね一人と1匹で暮らしていたら余計深い絆だろうし。

そんなわけで、グーグー役の猫も各出演者もとっても魅力的だったので、もうちょっと映画の仕上がりがすっきり素敵に出来ていたらよかったのに、と残念に思うのだけれど、まあレディースデイで\1000で観るには良かったかなあと。この手のさらっとした映画では、「めがね」や「かもめ食堂」のほうが遥かに好きです。

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