« 素敵なイギリス人ガーデナー「ポール・スミザー」さん。 | トップページ | 美容院の映画トークでリフレッシュ。 »

『Green Zone』のマット・デイモンに拍手!

この1週間ほどでバタバタっと続けて映画を観てしまったのだが、久しぶりに感想を書きたい、と思った映画「グリーン・ゾーン」。

公開開始してすぐ映画を観にいったのは久しぶり。でもとても観たい理由があった。
それはマット・デイモンが好き・・・なわけではなく、テーマがイラクの大量破壊兵器に関するものだったから。

映画を作ったのは「ボーン・アイデンティティ」などのボーンシリーズで組んでいるポール・グリーングラスというロン毛の監督(名前と顔のギャップにびっくり!)とご存知マット・デイモン。
「ボーン・・・」は実はあまり好きではなくて、それにマットも正直あまり魅力的とは思えないでいたのだが、このコンビがどんな風にこのテーマを描くかという事でアメリカでもかなり話題になっていたらしい。

タイトルの「グリーン・ゾーン」というのは、バクダッドの中心地にアメリカ軍が陣取っている半径10kmの範囲の安全な領域のこと。
そしてマット・デイモンは、CIAの情報の元、国防総省からの指令によってイラクがどこかに隠しているという大量破壊兵器を探しに行く特殊部隊のリーダー、という役柄だ。
つまり、同じアメリカ兵でもグリーンゾーンの外の本当に危険なバクダッドに出ていかなければならない特別な存在。

このお話のミソは、今では私達外国人(当時国にとっての)でも知っている「サダム・フセイン率いるイラクは大量破壊兵器なんて持っていなかった」という事実、そして「ブッシュとその政府は果たしてそれを本当に知らないでイラクを攻撃し続けたのか?それとも知っていてあえて攻撃したのか?」という疑問。

この問題に私が強く興味を持ったのは、以前ここにも書いた「Fahrenheit 9/11(華氏911)」(監督:マイケル・ムーア)を観て、イラク攻撃を始めた当時のブッシュ政権の真実にあまりにも唖然としたから。
あの戦争で誰が儲けた?アメリカは本当にテロと戦う正義感のみでの行動だった?と、過去の政権とはいえとてもとても不信感を持ったものだった。

そして、マイケル・ムーア監督にはいささか申し訳ないが、若干偏った表現になっているのではという予想もあり、誰か別の人によってこの事について描いている映画を観てみたかったのだ。う~ん、今日は何だか真面目

そこでマット・デイモン。彼は本当に素晴らしい俳優さんなのですね。
スクリーンに映る彼は、ひたむきにミッションに取り組みつつ、その頭脳の聡明さとバランス感覚(アメリカさえ良ければ、ではない)で、3度のミッション失敗を通じて、大量破壊兵器は本当はないのではないか、何か大きな力が働いて自分達を無理に動かしているのではないか、それは何の為なのか?という事に気づいてしまう。

そこから、普通のイラク人のおじさんの力を借りつつ、ものすごい身体能力と知力でどんどんキーマンへの接触に近づいていくわけなのだが、そのアクションがホントにすごいんです
マットの表情や必死に人を追って走っていく様子を観ていると、この主人公に真実を見つけさせてあげたい!と心から願ってしまうくらい。

ただ、カメラアングルとか「ボーン」シリーズの本領を発揮しすぎて、アクションシーンがちょっと長すぎるそして見せ場が爆発とか銃の乱射とかの激しいシーンになってしまっているのがなんだかとても残念だった。

もっとマットや部下(アクションのみで活躍)の心情やエピソード、元フセインの側近だった人物のキャラクターを描く時間も作ってほしかったなあ。イラク人のおじさんだってきっともっと言いたいことがあった筈。

でも考えてみると、ベトナム戦争や第二次世界大戦などに比べると、まだイラクにはたくさんのアメリカ兵がいるし、過去のこととはまだいえない現在進行形の戦いでもあるのだし・・・。それをあまり感動的な架空のエピソードでまとめてしまうのは、さすがに出来ないのだろう、とも思えてきた。

それにしてもマット・デイモン。一度も笑わない、いつも切羽つまった表情ながらタフな演技にすっかり魅了されてしまいました
顔をじっと見ているとどうしてもお猿さんを思い出してしまうんだけれど・・・ごめんなさい

<今日のベランダ>

740

デルフィニウムが再び咲きました自転車の荷台に

736

黄色いバラも満開になったので・・・

739

一枝切って食卓へ

|

« 素敵なイギリス人ガーデナー「ポール・スミザー」さん。 | トップページ | 美容院の映画トークでリフレッシュ。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『Green Zone』のマット・デイモンに拍手!:

« 素敵なイギリス人ガーデナー「ポール・スミザー」さん。 | トップページ | 美容院の映画トークでリフレッシュ。 »