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ワイドショーに突然登場、出井さん。

今日は雨。秋雨は何だか実際より寒々しい感じがしますね

現在ベランダのお花たちは、やっときた『夏の終わり』を自覚して体力回復中、という感じで全体的にまだちょっと元気がない。
でもこういう雨の日に窓ガラス越しに眺めるというのも、ちょっとしっとりした感じで気にいっているのだ
044 あ~でもきっと、この雨でキンモクセイの香りももう終わりかな少し残念。

ところで、今日のお昼テレビをつけていたら何とテレビ朝日の番組にソニーの元CEO出井伸行氏がスタジオ生出演していたのだ

お昼といえばいわゆるワイドショー枠(今は情報番組とか言ってますけど)。先日は番宣で米倉涼子が出ていたのに今日は経済界でも特にワイドショーからは最も遠ーーいイメージの人が出てきたから驚いた。

出井さんに注目してしまうのは、やっぱりひと世代前の大企業経営者達に比べ、よりグローバルな観点で意見を言うからで、聞いていておもしろいのだ。

昔、偶然観たNHKか何かのインタビューでは、番組中ずっと英語で答えていて、日本人が日本の放送番組に日本語で答えないというのにびっくりした。今思えばそれは海外メディアにも流される予定のインタビューだったんだろうけれど。

ビジネス界からはやや遠い主婦や年配の人が一番見ているお昼の民放番組に出演した経緯はわからないが、やはりテーマは「日本の景気」のこと。

でも出井さんにかかると、そもそも日本はそんなに危機じゃなかった

昨日パリから戻ったそうだがパリなんてデモで荒れているし、その前もアイルランド・ドイツなど数カ国にも立ち寄り、どの国でもデモなどの騒ぎがあって悲壮感・危機感が強くて大変な状況。なのに日本に戻ってきたら・・・何と豊かで落ち着いていること、と思わず感じたそうだ。

更に円高についても、出井さんがソニーのCEOになった年(1994年)が例の過去最高の円高だった時期だったので、「1ドル79円で勝負できるモノを創ろうじゃないか」とやっていた経験から考えると、まだまだ日本だってやりようがある、と言うのだ。
それにいまや日本は(数値的にも)製造業依存の国じゃないんですよ、と。

特に印象に残ったのは、国(政府)に対しての意見で、日本はどうやら円が強いほうがいい、と元来(どの政権でも)思ってるらしい。でも円高が過ぎると困るという。

もしこの為替の水準(つまり強い円のまま)で経済を立て直していこうと考えているのであれば、それはそれでいいから、その意志を強く打ち出した方がよい。
それならこのレートで出来る商売、作る事ができるもの、をそれぞれの企業が考えるだろうし、そしてもう太刀打ちできないなら見切ろう、とできるし、各業界が明確に動き出せる筈だとおっしゃる。

また、町工場が大変だ大変だ、とテレビが騒ぎ、日本といえば匠の技術、と言うけれど、今まで培ってきた色々な技術を、もっと国が横断的にまとめて「日本技術のユニット」みたいなものとして海外に売り込めば、中国はじめ成長国に買ってくれるところはたくさんある筈、とおっしゃるのだ。

中国みたいに経済急成長のまっただなかで、毎日毎日住宅建設が必要な時代(=経済成長期)は日本ではとっくに終わっているのに、いまだに「経済成長戦略」とか言ってること自体う~ん、いまいちなんだよな、と出井さんに言われると思わずふむふむ、とうなってしまう。

何だかお昼食べながら聞くにはちょっともったいないよな~と思うようなとても貴重な時間だった。

もちろん今までと変わらぬ渋い表情だし、手書きのフリップも結構殴り書きだったので、主婦にはあまり好感度高いとは思えないが、日頃画面に登場する五万といる経済評論家たちの、金太郎飴のような先行暗ーいコメントに比べれば、自分の目と耳と足で世界中を見ている人から発せられた意見のほうがよっぽど聞いていておもしろい。

久しぶりに頭が経済モードになったお昼時。あ~気づかずに「いいとも!」を見ちゃわないでよかった

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