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「マザーウォーター」と「ルイーサ」

072こんなお店、一度は行ってみたいと思いませんか

もちろんあの小田さんではない(当たり前)けれど、数日前、相方君は「今日ここでお昼食べちゃった」とくれたこの名刺。
大阪・淀屋橋にあるうどんと定食のお店なのだとか。
そして意識しているのか大ファンなのか、店内BGMも小田さん、壁にも歌詞を書いたものが飾ってあったそうな
私が偶然こんなお店を見つけたら、お昼っからきゃあきゃあ騒いでしまいそうだなぁ。
そういえば、今年は「クリスマスの約束」どうするのかなぁ。

ところで今週、観たかった映画を2本、立て続けに観てしまった。

ひとつめは「マザーウォーター」。
「かもめ食堂」「めがね」「プール」に続く、小林聡美シリーズ(?)の新作。
京都が舞台であることや、キョンキョンが競演することは楽しみであったが、きっとものすごくドラマチックではない、と想像できる作品。

毎回ほぼ同じメンバーなので、どんな設定の人物で、お互いどんな関係性なのかというのを知るのが楽しみなのだけれど、この感覚って、好きな劇団のお芝居を毎回楽しみにするのとちょっと似ている気がする。

今回のニューメンバーは、キョンキョンと瑛太君の弟・永山絢斗君。
キョンキョンが加わる事で、映画全体がいつもよりだいぶしっとり色っぽさが加わったように思う。
そのせいか、小林聡美扮するバーの店主と、常連客の家具職人・加瀬亮の関係も、他の映画と同じように一定の距離感を持って会話をしてはいるのだが「この二人、何か発展していくんじゃないか」と思わせるように聞こえてしまったりしてキョンキョンは出てこないシーンなのにね。

ストーリーそのものは、あまりないというか、京都の外からやってきて京都で生活している女性を中心に、その日常をつれづれなるままに描いたようなもの。
ただ過去の作品に比して、もたいまさこの存在感が大きく、この人の役回りがすなわちこの映画の伝えたいこと、という気がした。

朝っぱらから通りがかりに「今日も機嫌よくやりなさいよっ」と怒ったように言う近所のおばさん。他人の子を自分の子のようにあやし預かってくれるおばさん。ひとりでもきちんとした和食を作って食べるおばさん。
具体的なメッセージのない分、こういうおばさんいいな、こういうおばさんのいる場所っていいな、なんてのんびり感じながら観るのに向いているのだ。

そしてふたつめの映画は、「ルイーサ」。こちらはアルゼンチン映画。
日経新聞の夕刊の映画評を観て興味を引かれたもの。

今年は非英語圏の映画にめざめた年でもあったのだ
「オリンダのリストランテ」に続いてまたブエノスアイレスの街並みや南米のひとたちの日常も観てみたい。

もちろん知ってる役者さんはひとりもいないけれど、予想通り、見終わった今ではルイーサを演じたアルゼンチンの大女優・レオノール・マンソの大ファンになっていた

アルゼンチンの人は、何となく顔も体格もやや四角い感じで、表情も北米のひとに比べると暗い感じがするけれど、その分、笑ったりあせったりと表情が出てくるととてもチャーミング
ルイーサは、アルゼンチン市民の暗い過去(軍の制圧?)によって夫と娘をずいぶん若くして亡くした・・・と推測されるひとり身の女性。
30年間ほとんど同じスケジュール・同じ行動範囲・同じような髪型と服装で淡々と働き、ひとりで生きてきた世間から見ればとっつきにくそうなおばさんだ。
この映画は、そんな彼女のルーティンな日常が180度ひっくりかえるようなことが起こるある大変な1日から始まり、初めて地下鉄の駅に行き(切符が難しい)、改札を入り(なかなか入れない)、電車に乗り(うまく乗れない)・・・と、「はじめてのおつかい」を仏頂面のおばさんがトライしているようで客席からもくすくす笑いが

その後も、コミカルなシーンや過去を説明するようなフラッシュバックなどを織り交ぜながら、年齢の割にはピュアすぎるルイーサのひたむきな愛猫への愛情が、どんどん大胆な行動へと導いていき、その行動を傍観者として観ているだけで「女の人ってどこにいっても強いな~」という感想を持ってしまうのだ。

もたいまさこ演じるマコトさんとは少し違うけれど、同じように「愛すべきおばさん」という存在のルイーサには、偏見を持たない純粋さや、どんなピンチでもあきらめない忍耐強さを学びたい、と思った

そして何といってもこの映画、音楽が最高です最初から最後まで、ラテンの熱い感じとアルゼンチンタンゴ的なせつない感じが混ざりあったすごく素敵な音楽がたくさん

全然違うジャンルなのに、この2作品はとってもいい組合わせだったわ、と自己満足した師走の始まり・・・なのだった。

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コメント

こんばんは!!
ルイーサすっごく観たかった映画です!!

想像していた通りの素敵な映画のようで、ますます観たくなってしまいます
残念ながら茨城にはこなそうなので、東京に行った時に時間の合間を観て観にいけたらいいな~・・・
最近観たい映画が沢山あって、時間と場所を考えるとなかなか全て観にいけないのが本当に残念
でも、今はDVDという強い味方があるので、出たら絶対に観ま~す

投稿: acco | 2010年12月 6日 (月) 22時57分

accoさん、こんにちわ!
こういった映画を開拓できたのは、「オリンダのリストランテ」がきっかけでしたまさにaccoさんの映画評をきっかけに非英語圏の映画にはまり始めているところですよ!
映画を観たあとで、インターネットのユーザーレビューや映画のHPなどを見たら、アルゼンチンという国の抱える背景や見逃した小さいエピソードもありもう一回観たい気もしますDVDだと2度見たりできますから、その方が深く楽しめるかもしれないですね
また気になる映画があったら紹介してください

投稿: ソックスモンキー | 2010年12月 7日 (火) 10時29分

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